2018年1月18日木曜日

最近のランナーの悩み・・?



最近マラソンランナーの方が多く来院しています。


その中で、ももやひざや土踏まずが痛くなる方が多いように感じます。


一例ではありますが、特に筋肉のバランスが違っている方が多いです。


では”筋肉のバランス”とは何か?


最近の筋トレ雑誌や健康番組を見ていても聞く言葉です。


ここで言いたいのは、右足と左足のバランスではなく、


片方の足の【主動筋】と【拮抗筋】の事になります。


この二つはタイプが違い、


【主動筋】とは、メインで動く筋肉になり、

【拮抗筋】とはそれに対抗し、動く筋肉になります。


この様に片方の筋肉が動けば、反対側にある筋肉も曲がる。


この関係が【主動筋】と【拮抗筋】のバランスです。



では、これがマラソンに関係ある部位として



①ももの前とももの裏

②向こうずねとふくらはぎ

③足裏と足首まわり



とします。


初心者は①と②のバランス


上級者は③のバランスが崩れやすいと感じます。



まず①ですが、ももの筋肉とは足を前にだす際に使います。


筋肉名を言えば【大腿四頭筋】と【ハムストリング】です。
大腿四頭筋

ハムストリング

(ハムストリングには半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋がありそれぞれ役割が違います。)


足を前に蹴りだす際の主動筋は【大腿四頭筋
蹴り上げた足を後ろへ動かすのは拮抗筋の【ハムストリング】です。



どちらかが、強く、どちらかが弱ければ転倒してしまう恐れもありますし、肉離れの原因にもなり得ます。


何より、ビギナーズで多いのはペースが掴めず走っているケースです。


大腿四頭筋とハムストリングは交互にアクセルとブレーキの機能を持っています。


主動筋と拮抗筋の関係を見ると主動筋である大腿四頭筋がアクセル。


拮抗筋のハムストリングがブレーキ。



という関係です。


どちらかが故障したら運転は危なくてできませんね。



次に③足裏と足首まわりですが、部位の名前で言えば【足底筋膜】と【長趾伸筋】 【短指伸筋】 【長母趾伸筋腱】にあたります。


長母趾伸筋・長趾伸筋・短指伸筋

足底筋膜
上級者になるとスピードが出る分、足裏のバネを最大限に使うように走ります。


そうすると下の図の青い部分の【足底筋膜】が張るようになり、痛みがでます。


ここはいわゆる土踏まずの部分ですね。



土踏まずでも内側 中心 外側 のどれかが痛くなる場合や


子どもに多い外脛骨という骨端症にも繋がり得るとても重要な部位です。


レースがある患者さんにとって、何かひとつでも気になる事があるのはとても致命傷です。


身体の痛みについて心配なことがあればご相談ください。




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