2018年5月28日月曜日

大会に向けての食事方法



先日のトレーナー活動で選手たちに事前の食事について再度話してきました。

まず、今の体重を知っておくこと。

自分が食べれる量を知る事。

自分に合っている食べ物を見つける事。

そして、試合前の勝負メシを作る事。

以上4つです。

暑さにやられ、体重が減っては力がでません。

食事の減少は、熱中症の原因です。

普段の食事の量をしっておけば、遠征先などで食べ過ぎたりすることも気を付けられます。

アレルギーや、苦手なものなど、自分に合っていない食べ物は無理して試合前に食べるべきではありません。


揚げ物やマヨネーズなど胃に負担のかからない、勝負メシを用意できれば事前に気に掛けることも少なくなります。

食べていいものと悪いものがありますので、色々と気を付けてストレスの少ない状態で試合に臨みたいですね。

食事の事で何かあればご相談ください。



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診療の予約は必要ありません。受付順に施術します。
(鍼灸・酸素カプセルは要予約)

2018年5月22日火曜日

野球肘の症例


ボールを投げる度に肘に痛みがでます。そう言った場合、一度検査をしてもいいかと思います。

投てきスポーツにとって肩肘の痛みは致命的です。

ましてそれで壊してしまったら相当な時間がかかります。

肘には多くの靭帯や筋肉がついており曲げ伸ばしの他に捻りの動作も加わります。

自分ではただ動かしているだけでも、せん断力や回旋力など動的なストレスを受けます。

また症状にもよりますが数日のノースローで良くなる例もあれば数週間、数か月と長くなってしまうケースもあり

手術をしなければならない事例もあります。

以下の図は症状の重症度になります。
内側側副靭帯損傷
上腕骨内側上顆炎(軽度)
離断性骨軟骨炎(軽度)
離断性骨軟骨炎重度(関節ネズミ)
内側側副靭帯断裂
上腕骨裂離骨折
下に行くほど重症で安静が必要です。


内側側副靭帯の損傷は野球をしているのであれば、耳にしたことがあると思います。

松坂大輔やダルビッシュ有、館山昌平などピッチャーに多く発症し、トミージョンという手術方法があります。

以前は靭帯が断裂したら選手生命の終わりだと言われるぐらいの大けがでした。

しかし、現代ではトミージョン手術という方法で復活する例も多いです。

復帰までには1年は要す為、3年間しかない学生にとってはなかなか踏み入れられないことだとは思います。

判断方法として、レントゲン検査、MRI検査、エコー検査などがあります。

当院には上記の3つはない為、スポーツ整形外科を紹介し、検査をしてもらいます。

検査結果次第にはなりますが、その後のリハビリは当院にて行うことができます。

(トミージョン手術を最初にしたのが、アメリカのフランクジョーブ博士で、ジョーブ博士と多くの方から慕われたようです。
ちなみにパワプロのダイジョーブ博士のモデルはこの博士のようです。)

ケガを防ぐには何より本人の感覚がとても大切になります。

重症な場合、衝撃や違和感は今までのものよりも数倍も違います。



いきなりですが、子どもの年齢によって投球制限があるのはご存知でしょうか。

全てがうまくはいきませんが、骨格が完全でない子どもには無理をさせない為に投球制限をかけます。


小学生では一日の投球数50球以内し、練習期間は1週間に3日まで、300球以内、変化球は投げないこと

中学生では一日の投球数を70球以内とし、1週間に6日までとします

高校生では一日の投球数100球以内とし、1週間に6日までとします

全力投球数は、小学生では150球以内、試合を含めて週200球を超えないこと。

中学生では170球以内、週350球を超えないこと。

高校生では1100球以内、週500球を超えないこと。なお、どのカテゴリーも12試合の登板は禁止。


最近では子どもだけでなくプロ野球やメジャーでも完投する投手が少なくなってきています。

先日の大谷翔平の投球では調子が良かったが。100球を投げた場面でフォアボールを出した所で交代したのもありました。

ピッチャーの数が違うのもありますが最高級の舞台でも投球制限はします。

メジャーの方が情に流されずスパッと変える印象がありますね。




私のトレーナー先である野球部とソフトテニス部ですが、投げる、打つなど頭の上から腕を振り下ろす動作をします。


以前、そのトレーナー先でInbodyという体成分測定を行うときにケガの既往歴を調査しました。


結果として野球に関しては8割、ソフトテニスでも6割を数える選手たちが肩や肘に痛みや不安を抱えていることがわかりました。

肩のラインよりも腕を上げるオーバーヘッドスポーツでは似た症状が起こりえると思います。

その他にもバレーボール バドミントン ソフトボール ゴルフ ハンドボールなど球技種目に多発します。

水泳や陸上のフィールドでも起こります。

予防として、アイシングやストレッチ、マッサージや鍼灸が効果的です。

当院では筋肉のハリを抑制するEMSや、痛みの感覚を抑えるHi-Voltなど、オリンピックでも常時使用している機器があります。

また私自身も肩や肘を痛めた経験から学んだ身体の使い方や身体の仕組みなどのノウハウを子供たちに説明しています。

野球部あるあるではないですが、高校野球を経験したからこそ選手の気持ちも理解しやすいのかと思います。

現在でも現役の高校球児や、過去に甲子園出場や大学選手権で優勝した選手も来院している実績もあります。

野球肩や野球肘が原因で大好きな野球ができないのは本人も親御さんも指導者も苦しい思いをします。

その選手だけでなく、選手のバックグラウンドも大切にしながら施術をしていきます。

野球肩や野球肘でお困りの際はご相談ください。








おおみや東整骨院
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2018年5月19日土曜日

部活動の方向性

以前のブログにも投稿しましたが、中高生の部活動の方針がスポーツ庁によって政策されました。

運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン

以前と比べ大きな変化としてあげられるのは、やはり休養の面ではないでしょうか。

平日は週1日以上、土日もどちらかは休みにし、平日は長くて2,3時間程度

休日は半日程度となっています。

私の見解ですが、休めればケガをする危険性が減ると思います。

余った時間を勉強なり私用に使えるのでとても効率的です。

良い面もあれば悪い面もありますので、スポーツ庁の会議も中々決まらなかったのではないでしょうか。

こうした基準については異論もあり、この日は、会議の委員で元プロ野球選手の小宮山悟氏が「野球の練習を2時間で終えるのは無理。うまくなりたい子どももいるのに制限をかけるのがいいのか」と疑問を呈した。
 高校については指針を準用することが盛り込まれたが、体格が違うことや義務教育でないことを踏まえ、委員から「高校は自主性があってもいいのでは」「中学とは別に、具体的な数字を明示すべきだ」などの意見が出てまとまらなかった。
 このほか、大会数の多さが指導過熱の一因と指摘されていることから、都道府県中学校体育連盟などが主催者に大会の統廃合を要請することや、参加する大会数の上限を設けることが盛り込まれた。

と、いう委員からの意見もあります。

また、同じくスポーツ庁の考えでスポーツを嫌いから好きになってもらおうという企画もあります。

まとめを抜粋しますと
スポーツ庁としては、子供たちに「できる」「できない」だけではないスポーツの価値、つまり「楽しさ」や「喜び」を知ってもらいたいと考えています。スポーツとは、必ずしも頑張らなければいけない、うまくならなければいけない、勝たなければいけないものではありません。
他人と比較することなく、自分に合ったプレイの仕方を見つけられれば、子供たちは大人になっても進んでスポーツと関わり、自然と生涯スポーツを楽しみながら、健康で豊かな生活を送っていくことができるでしょう。これこそ「スポーツ立国」を目指す日本の理想なのです。

治療院で学生の施術をしている身として、高校生を相手にトレーナー活動をしている身として、スポーツを嫌いにならないで欲しい気持ちはあります。

何より大人が子どものやる気を削ぐことのないようになれば良いと思います。

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2018年5月14日月曜日

偏平足の実態


偏平足とはいわゆる土踏まずがない事を指します。

足をついたときに親指側の土踏まずはアーチを書くように多少持ち上がります。

しかし、偏平足だと全部が床に接地しているのでアーチがありません。

ではなぜそれが悪いのか?話していきます。




① 足底の構造

そもそも足底は7つの足根骨と19の足の骨で分類されます。
片側だけで26個の骨と30以上の関節を持ちます。


1から7までを後足部。8から12までを中足部。13から26までを前足部とします。

横からみるとこのようになります。


足の親指側からの絵です。

囲っている緑の部分(土踏まず)がないと、いわゆる偏平足だと言われています。


作用している筋肉として私が一番重要視しているのは後脛骨筋です。

最終的には舟状骨というくるぶしの前方にある小さな骨にくっつきます。


②土踏まずの役割

土踏まずには歩行など足を動かす際に作用します。

主な作用としては地面からの衝撃を吸収し、分散させることにあります。

偏平足な分、衝撃を吸収できず、真に受けてしまうので、最悪疲労骨折もあり得ます。

その他、足にかかる重心がずれてしまったりして、身体全体のバランスがおかしくなってしまいます。

結果、腰痛が起こったりなんかしらが起こります。

偏平足を直す方法として、先ほどの後脛骨筋を緩めたり、中敷きに足底板を入れて整えます。

タオルギャザーや足底筋のストレッチもとても効果的です。

いわゆるヤンキー座りができない場合などは長座になって足関節を最大限に背屈した状態でグーパーを10回×2セットずつ行えば関節の柔軟性が改善されます。

1晩で直ることはありませんが、継続すれば多少の変化は望めると思います。

腰痛や膝の痛みがなかなかひかない場合、足底を見てもいいかもしれません。

何かあればご相談ください。

2018年5月13日日曜日

家族の役割

在宅介護での場合、家族の役割が大切になっています。

高齢化社会の中では、家族で介護する場合や社会で介護をする事もあります。

在宅介護での多くは関節の可動域が制限してしまい、周囲の補助が必要です。

介護保険により、リハビリテーションが受けられる環境が充実してきていますが全ての方が全てを必要としているのではありません。

大変だから。と仕事(やること)を奪ってしまい、一日中動かないでいると今度は筋肉が低下します。

かと言って、負荷をかけすぎれば痛みがでたり転倒する恐れもでます。

仮に転倒して寝たきりになってしまい、余計に家族の負担が増えても大変です。

言葉で表すのは難しいのですが、その方にとって適切な手助けができれば良いのかと思います。


介護保険のサービスでも、通所リハビリテーション 訪問リハビリテーション 訪問介護と分かれます。

介護保険の中でも制限があったり地域によっては施設の充実性が足りないのでリハビリができる環境が変わってきます。

その為、在宅中では運動や家族との会話などの関わりが大切です。

かと言って、寝たきりの方を全て介護するのはとても大変です。

当院に来ている患者さんの中にも仕事と子育てをしながら両親の介護をしている方もいらっしゃいます。

やはりストレスを溜めたり疲れた表情で来院する事も多くあります。

その中で、自分ひとりで介護をするのではなく家族で介護、通所リハビリテーション(デイサービス等)も必要になってくるかと思います。

介護者にとっても家族がとても重要であり、
介護する側にとっても周りの家族がとても重要な存在になると思います。

2018年5月11日金曜日

水分の取り方


先日の個人戦から2日後に団体戦が開催されました。

2日間に分けて開催されますが、2日目は朝から雨と急な気温の低下があり悪天候となりました。

それでも選手たちは日ごろの成果を出し、見事埼玉県で優勝を飾りました。

去年から2連覇を達成したので、さぞかし嬉しい出来事だと思います。


ゴールデンウイーク中と比べ、10度近く気温が低下。雨が降っていたのもあり、地面は滑り、気圧も低下しているのでボールの当たりが悪く、身体の関節にも重く影響があります。

そんな中心配なのは、足のけいれんと体温の低下です。

動いても汗をかきにくい分、発汗ができません。

そうなると身体はフィードバックを起こし、尿として老廃物を出そうとします。

その際、体幹に比べ体肢(手足)は体幹に熱を集める為に冷たくなってしまいます。

運動をすると汗がでるため、血漿浸透圧は低下し、尿の浸透圧(尿の濃さ)は上昇します。

その為、運動中は尿の量が少なく、色が濃いと思います。

身体は等張に向かう為、血漿浸透圧を上昇、尿浸透圧を低下しようとします。

身体の水分を集める為、脱水まではいきませんが、水分量は低下します。

足がつる原因は 疲れ 脱水 過度の筋緊張 です。

血漿浸透圧が低下している分水分補給もうまく身体になじみません。
(飲水をすると血漿浸透圧は余計に低下します。色の濃さが薄まるイメージの方がつきやすいかもしれないです。)

スポーツドリンク等は身体に浸透しやすいのでその中ではとても有効的だと思います。

そのほかアミノ酸(特にバリン・ロイシン・イソロイシン)であるBCAA(branched Chain Amino Acids)が入っているサプリなども効果的です。

最近ではアミノバイタルが薬局で売っていますので、簡単に手に入ると思います。

BCAAには、筋肉を増やし、回復を早め、持久力を上昇させ、体脂肪を減らす役割があります。

運動している方にとっては何よりの成分だと思います。

私がトレーナーをしているテニスでは1日数試合行うことが多いのでどうしても疲労は溜まってしまいます。

試合の関係で2試合連続なども見かけます。

選手たちに話しているのは、先手をとって行動する。ということです。

足がつってから何かをしても100%の状態にはすぐ戻りません。

30分後、1時間後を読み取って、早めにアミノバイタルを飲んだり、ストレッチをしたりすることが大切です。

幸い先日の大会では体調不良や足がつることがなかったので、選手なりにケアをしてくれたのかと思います。

雨の場合、気圧が低いので下に下に水分が動きます。

その為、身体が重くなったり、関節に水がたまり痛くなります。

では暑いときは?

汗をかき、水分が上に上に上がるので身体が火照ったり、熱射病を起こします。

これからは暑くなる日がとても増えます。

そうなると水分の取り方だけでなく、睡眠時間や食事についても気を付けないといけません。

寝るときに扇風機や冷房をかけ、身体が冷えたり

冷たい飲み物を飲み、消化機能が低下したりと今の時期とは違う心配も増えます。

ちなみに夏バテという言葉がありますが、本来夏バテとは、秋口に夏の疲れがでてしまうことです。

夏に外で運動をして体調を悪くするのはHeat Stroke:熱中症(労作性熱中症≒日射病)です。

最近では有明医療大学の教授が春バテという症状を発表していたのも記憶に新しいと思います。

睡眠時間について前回のブログで、ある法則性・・と書きましたが、

一般的に90分×nの感覚で睡眠をとると目覚めが良いとされています。

ショートスリーパーの方もいますし個人差がありますが、90分や180分寝ただけでは身体の疲労はとれないとは思います。

スポーツの調整方法について何かあればお声掛けください。

※生理学の話では多少語弊があるかもしれません。不適切な表現があれば、個人ブログにつき、ご容赦くださいませ。

2018年5月9日水曜日

トレーナー活動報告

ゴールデンウイーク中にトレーナーとして、高校生のソフトテニスに帯同しました。








結果として、2組が関東大会へ出場、1組は準優勝となりました。


今回の大会に帯同して、選手のプレーを間近で見れ、とても楽しい一日でした。

これから暑くなるのを予想して、体調管理について選手に伝えてきました。

足が攣ったり、熱中症になったりしないよう事前の食事から当日の間食まで指導をして

なんとなくでもいいので理解してくれたのかなと思います。

大会前に○○物や○○物は控える。

○○○○の食品はなるべく避ける。

前日はある法則時間で睡眠をとる。

など、どこまでがその選手にとって最適なのかはここではわかりませんが、最悪なコンディショニングにならないよう、これからも選手に、親御さまに伝えていきたいと思います。

追記
大会前日にこの春卒業したOB達が練習に来て、現役選手の指導をしていました。

私と同じ医療系に進んだ子もいて、とても話が弾みました。

卒業した後もOB,OGが顔を出してくれる。そんな部活がやはり理想ですね。

現役選手たちは1か月後にはインターハイ予選、関東大会、ハイスクールジャパンと、大会が続きます。

これからバテないよう、力を出し切って欲しいです。